EMT 140は、独EMT(Elektro Mess Technik)社によって1957年に開発されたプレートリバーブです。
プレートリバーブとは、その名の通り鉄板に音声信号を通し、残響を作り出すものです。
EMT 140の実機(上の画像)では、鉄板の端から音を出してプレートを振動させ、反対側の端に設置されたピックアップで振動を拾うという構造になっています。鉄板の大きさは2メートル×1メートル程度。(画像は下記、UAD YOUTUBE動画より)
サウンドは重厚であり、滑らかで自然な残響が特徴でボーカルなどに使用されることが多く、60〜70年代まで世界中のスタジオで使用されてきました。
UADはリバーブも良かった
UADプラグインと言うと、コンプレッサーやEQなどのアナログモデリングに定評がありますが、それだけでなく空間系プラグインのクオリティも非常に高いのです。
今回のプレートリバーブにしても、音の密度や、残響の深さ、広がりなどは、さすがUADプラグインと言うくらいにクオリティの高い仕上がりになっているのじゃないかなと。
デモ音源
デモを作ってみました。前半はEMT 140オフ。後半はオンです。ちなみにEMT 140は、マスターにインサートしているので、ざっくりとした感じになりますが。
公式動画
公式のEMT 140 Tipsはこちら。
UADの魅力を十分に感じられるサウンド
UADでプラグインを買い足す場合、先ずはNeveやManleyなどに代表されるアナログモデリング EQ&コンプが候補になるかと思いますが、UADの良さはそれだけじゃなく、リバーブだって十分なクオリティがあるのです。
他のメーカーのリバーブプラグインだと、WET音とDRY音の干渉により音が若干ぼやけることがありますが、EMT 140は原音の輪郭を保ちつつ、密度ある残響を与えてくれます。それでいて、音に広がりや深みを持たせてくれます。
音の質感やリアルさ、はっきりとした音像、UADの魅力を十分に感じられるサウンドになっているかと。
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