これから和楽器を学ぶ人にオススメする「実践 和楽器入門」

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和楽器について学ぶため「実践 和楽器入門」を読んでみました。

これから和楽器を始めようとしている人にも、DTMとして和楽器を扱う人にも十分におすすめできる内容です。

本の内容

この本は、

「伝統音楽の概略をまとめた本」
「日本の代表的な楽器である、琴、三味線、尺八の概略と演奏の基本をまとめた本」であり、

伝統音楽に使用される和楽器の知識を得たい人向け、これから和楽器をはじめようとしている人向けです。

伝統音楽:雅楽から

本書では、雅楽(ががく)の説明からはじまります。雅楽と言うのは「古代のオーケストラ」と称されるように、様々な楽器で構成されます。

雅楽と聞いても、どんな音楽かパッとイメージできないかもしれませんが、聞いたらきっと分かります。「あっ、これが雅楽か!」と。

上に上げたように「雅楽」という言葉は知っているけど、その言葉と音が頭の中でマッチしないこともあると思います。そういった時は、Youtubeなどへアップされている動画を検索しながら読み進めていくと、理解度がぐっと上がってくるのでおすすめです。

時代とともに発展していった音楽芸能

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時代とともに音楽芸能は、雅楽から能楽、浄瑠璃、津軽三味線などへと発展していきます。本の中では、それぞれの音楽に使われる楽器の概要を写真付きで記載されています。とても分かりやすいです。


雅楽は千年以上前のものです。能楽や浄瑠璃にしても数百年前のものです。現代のJ-POPなどとは全く異なる形ですが、それが津軽三味線になると吉田兄弟をはじめ今のひとたちにも比較的に馴染みのある音楽になるかと。

琴、三味線、尺八の概要

本の後半は、日本の代表的な楽器である琴、三味線、尺八の説明です。

まずは、現在でもっとも一般に普及している琴から。琴が日本に伝わった時期から、天才琴作曲家の宮城道雄(1894〜1956)にいたるまでの説明が分かりやすく書かれています。宮城道雄の「春の海」などは超がつくほどの有名曲。一度は聞いたことがあるはずです。お正月の曲です。

楽器の知識

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楽器自体についてもまとめられています。

例えば琴であれば、材料に桐を使っていること、弦は13本あることなどという基本的なことから、演奏する姿勢、日常のメンテナンスまでが簡潔に記載されていたり、琴の調弦についても説明があります。調弦とはそれぞれの弦の音高を合わせることです。

基本となる調弦の「平調子」がどのような音の並びになっているのか、その他の調弦である「雲井調子」や「楽調子」などの音の並びが紹介されていたり。

琴を演奏する人はもちろん、DTMで打ち込む際にも調弦は理解しておきたいところですね。

奏法の知識

演奏するにあたっての奏法もまとめられています。

こちらも琴を例としますが、基本的な琴の弾き方から、合わせ爪、ピチカート、掻き爪、すくい爪、押し手など、奏法の種類と演奏のしかたなどがイラストとともに記載されています

まとめ

内容的には、これから学ぶ人向けです。伝統音楽にはどのような楽器が使われ、どのような作品が有名なのかもよく分かります。あくまでも入門書ですが、和楽器の基本をざっと理解したい人には最適だと感じました。

実践 「和楽器」入門 目次

第 1部 日本の伝統音楽と和楽器
1 雅楽の楽器
2 能楽の楽器
3 三味線音楽の世界
4 箏と箏曲
5 尺八音楽の世界
6 民俗芸能の楽器と和太鼓

第二部
1 楽器の知識
2 箏の楽理
3 奏法の基礎

第三部
1 三味線の奏法
2 尺八の奏法

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