【制作記録】ミックスの奥行きは音量4: EQ3: コンプ2: リバーブ1の比率で!!

スタジオ246セルフREC-8

ミックスにおける奥行きについて。

ミックスしていていつも思うこと

もっと奥行き感を出せないか。楽器ごとの前後を感じれるミックスにならないかというところ。

奥行きという要素は何で構成されているのだろうと、何に重きを置いた方が良いのだろうと、

いろいろと考えて、今作で意識してみたのは、

奥行き要素を10とした場合、

音量4:EQ3:コンプ2:リバーブ1

という比率を意識して作業してみました。

これは今の僕の基本的な考えであり、必ずしも正しいものではないかもしれませんが、現状こんなことを考えてミックスしましたっていうのを記録しておこうかと思っています。

※内容はごくごく個人的なものです。具体的な比率を書きましたが、これも全ての楽器に適応するわけじゃなくあくまでも基本的なスタンスです。

まずは音量。近いほどに音が大きい

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当たり前のことです。音の元から離れるほどに音は小さくて、近くなるほどに音が大きくなる。

ミックスでも音量を上げれば他の楽器よりも目立つようになり、音も近く感じるようになる。音量を下げれば他の楽器に埋もれがちになり、音は遠くなっていく。

基本の操作は音量フェーダーで値を上下するだけ。それだけです。個人的に思うのは奥行きをだすためにはこれが一番重要度が高いと思ってます。

フェーダーを上下するだけなので簡単そうに思えますが、いろいろな楽器が絡んでいる中、そのバランスをとるっていうのはすごく難易度が高いのですよね。もちろん音量だけでなく後述のEQバランスなどとの絡みもあり聴覚上の聞こえ方も変わってきますし。

でも、基本は大きい音は近い。小さい音は遠い。この当たり前の関係がとても大切なのだと思っております。

EQでの帯域バランス

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音量の次に大事だと思っているのはEQ。特に高域の処理と音の平坦性。これが大事。

音が近いほどに高域は減衰しにくく、数kHzの音の抜けの部分や超高域の伸びがあるほどに音は近くなる。音が遠いほどに高域は減衰していくのでそれらは下げる方向の処理になる。

あとは、その他の帯域の平坦性と量感。帯域をどうコントロールするかっていうのを詰めれれば、このEQと音量だけで奥行き要素の半分以上を占めることになるほど大切なものだと思ってます。

コンプレッサー

Waves RenaissanceAxx3
アタックの出し方、音のアタックを目立たせるのか潰すのかで距離感をだそうというもの。音の立ち上がりをはやくすれば音は近くなりますし、アタックをガンガンに潰してしまうと音は奥にいく。

あとは、それに加えて音の平坦性、この平坦性というのはダイナミクスの反対語。抑揚をどれだけだすかというところで距離感をコントロールする。

音量、EQ、コンプで奥行きはほぼできあがり、あとは各トラックを慣らすだけ。それが次のリバーブです。

リバーブ

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ここで言うのはディレイやリバーブなど空間系を含めたものです。ここまでで奥行きはほぼできている(はずなので)、あとは補正程度。

もちろん空間系の設定で音をグッと奥まったものにすることができますが、ここではそういうのは置いておいて、音量、EQ、コンプで作った奥行きの補正を行い全体を馴染ませます。

しかし、実際はこうも上手くいかない

上に挙げた処理を順にしていけば結構いいところまで奥行きを演出できると思うのですよね。でも、それを実際の曲でできるかというと、なかなか上手くいかなくて。。

こういうのは、生楽器であれば録り音や、音源であれば選択する音にも影響されますし、曲自体の楽器構成、アレンジに難がある場合は、さらに難しくなります。

優等生的な曲を作って、優等生的なアレンジをして、優等生的な音色を選択してっていう中ではまだやりやすいかもしれないですが、実際の曲ではそうでないことも多々ありますし。(仮に優等生な曲を作ったとしても自分がきれいに奥行きを出せるかってのはすごく怪しいところでもあるのですが。)

ミックスっていうのはもちろん大事ですが、それ以前のところから色々と意識していかないといけなのじゃないかと思ったりしてます。

こういうのはある種、経験ですよね。この場合にこういう処理をしたらOKだったとか、あの場合はダメだったとか、そういう経験値を積めれば総合的な判断ができていくのだと。

もうすぐ自分の曲をこのブログ上にもアップしようと思っていますが、奥行きなんてきれいにでていません。こんなこと書いておいて何ですが、まあアレです。意識しただけ、、、。

これからの作業の中で、このあたりの考えも変わってくるかもしれませんが、今作ではこんな感じのことを考えて作業してみました。

まだまだ詰めるところは沢山ありそうだと、改めて感じましたね。

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