オーディオからMIDIへ変換するプラグイン MiGiC。ピッチベンドにも対応!

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ギターをMIDI信号へ変換する方法です。3つの記事に分けています。

#1 Logic Pro XのFlexPitchでオーディオをMIDIに変換する方法
#2 【本記事】オーディオからMIDIへ変換するプラグイン MiGiC。ピッチベンドにも対応!
#3 ギターをMIDI信号に変換するSONUUS G2M V3レビュー。バージョン3になってさらに進化!

MiGic Audioのプラグイン「MiGiC」

MiGiCは、MiGiC Audioからリリースされている、MIDIコンバーターです。ギターをMIDIへ変換するプラグインです。

シンプルなインターフェイス

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メインとなる画面では、ゲインやレイテンシー、ダイナミクスやピッチベンドのオンオフなどが設定可能。

レイテンシーのデフォルト値は40です。この数値を小さくすると解析精度は下がり、数値を上げると解析精度が上がります。レイテンシーと解析精度はトレードオフの関係になります。

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こちらは、MIDIの設定画面。トランスポーズや、ベロシティリミット、ピッチベンドのレンジなどが設定可能

MiGiCの使い方

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① オーディオトラックにMiGiCをインサート
② MIDIトラックに任意のソフトシンセをインサート
③ トラックを録音状態にしてREC

オーディオトラックにMiGiCをインサートし、そこでオーディオをMIDIに変換。それをソフトシンセの入力に使用するという流れです。

シンプルなフレーズでの解析精度

MiGiCの解析の精度を確認してみましょう。以下、ギターをMiGiC経由でMIDI信号へ変換したものです。

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8分の簡単なフレーズです。音は概ね弾いたノート通りになっています。弾いているときは、ピッチベンドしないように気をつけましたが、全体的に若干のピッチベンド情報が記録されてました。あと、ところどころ余計なノートとピッチベンド情報が入っていますね。

イベントリストを見てみると、全体的にノートが短くなってます。前回のLogic FlexPitchの時は、弾いている時の感覚とMIDIノートの長さは概ね合っていると思っていましたが、今回は少しずれているような印象。

あと、ゲインの調整がうまくいかずベロシティ値は、ほぼ127です。

チョーキング、ビブラートでの解析精度

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ビブラートは綺麗にかかりました。ピッチベンドでの揺れがはっきりと確認できてます。

チョーキングも反応はしていますが、A音とB音が別々のノートになっています。実際の演奏は、A音からB音へチョーキングしているので、なんとも惜しい感じですね。

グリッサンドでの解析精度

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フレーズの始めと、終わりにグリッサンドで弾いています。フレーズの始めは、それっぽくなっていますが、聞いた感じは少し不自然です。フレーズの終わりは、うまく認識してくれませんでした。

和音、アルペジオでの解析精度

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和音は解析できません。実際に弾いているのは、1小節目は「DとF#」、2小節目は「AとD」、3小節目は「DとA」という2つの音の組み合わせです。

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こちらは、4弦から1弦までを使用したDメジャーコードをアルペジオ弾きしたものです。これも全然解析できていません。合っているのは、1音目のD音だけです。複数の音が鳴るとダメみたいですね。

まとめ

余計な音が入るのはLogicのFlexPitchと同じですね。かなり丁寧に弾かないといけませんし、今回のようにシンプルなフレーズでも、意図しない音を全て排除するのは困難でした。

LogicのFlexPitch同様に、基本は後処理を想定して使用する必要があるかと。

MiGiCの良い点は、ピッチベンド情報を記録できるところ。プラグインとして手軽に使えるところ。解析精度やベンド幅などのMIDI設定をパラメーターで変更できるところだと思います。

今回は取り上げなかったですが、MiGiCはスタンドアロンで使用できたり、MiGiC InstrumentsやAuto Tune機能の搭載など多機能です。有料のソフトですが、フリーでも使えるので、まずはインストールして試してみるのをオススメします。

MiGiC Audio