TRUE PEAKとラウドネス値を管理しよう。Logic Pro X「Multi Meter」がアップデート!!

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Logic Pro X 10.2.1でアップデートされたMulti Meter。デザインが一新されたことに加え、新しい機能も追加されました。

Logic Pro X「Multi Meter」の概要

Multi Meterは以下のメーターが含まれたプラグインとなっており、どれもミックスやマスタリングで役立つものばかりです。

  • 1/3 オクターブごとに周波数帯のレベルを表示する Analyzer
  • ステレオ・サウンド・フィールドの位相の一貫性を判断するための Goniometer
  • モノラル位相の互換性を検証する Correlation Meter
  • AES 128 仕様に準拠した Loudness Meter
  • 各チャンネルの信号レベルを表示する統合された Level Meter

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プラグインの中央にはアナライズエリアが大きく表示され、右手はメーターエリア、下部はパラメーターエリアとなっています。

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ゴニオメーターモードにするとステレオイメージを確認できるゴニオメーターを表示することも可能です。

ピークメーターが進化

今回のアップデートで追加されたのは、TRUE PEAK(トゥルーピーク)とラウドネス値。

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先ずは、TRUE PEAKから見ていきましょう。TRUE PEAKとは、その名の通り”真のピーク”です。インターサンプルピークとも言われるものです。

10.2.1のアップデートにより追加された機能であり、TRUE PEAKを選択し値を確認することができます。

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マスタートラックにリミッターを挿入し、見かけ上のレベルを抑えたとしても”真のピーク”はデジタルの最大値である0dBを超えることがあります。上の図のように、サンプルとサンプルの間にピークがあるため0dBを超えてしまう現象のこと。

TRUE PEAKが発生していると再生時に音が歪んだりするため、基本的には0dBを超えないことが望ましいです。(ですが、市販の音源でもTRUE PEAKが発生しているものも多く、0dBを超えると絶対にダメというものではありません。)

マスタートラックの信号レベルは0dBを超えていないのに音が歪んでしまっているという場合は、このTRUE PEAK値を確認してみましょう。ちなみにTRUE PEAKを完全に管理する(TRUE PEAKが0dBを超えないようにする)には、オーバーサンプリングによるTRUE PEAK対応のリミッターなどが有効。

ラウドネス値

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TRUE PEAKとは別にもうひとつ追加されたのはラウドネス値。

音の大きさを電気的なレベルで見るのではなく、人の感覚量としての音の大きさを数値化したものです。

ラウドネス値というものは、低域は感度が低く、高域は感度が高いという人の耳の特性を元に、周波数ごとに重み付けを行い算出した値です。単なる電気的な値ではなく、人の聴覚を示す値となっているので”人間が感じる音の大きさ”というものを数値として知ることできる機能となります。

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ラウドネスは2つのフィールドがあり、曲の開始からの値を示す「LU-Iフィールド」と、最新の3秒間のレベルを示す「LU-Sフィールド」があります。

  • 「LU-I」フィールド:Loudness Unit-Integrated。プログラム素材の開始から終了までの聴感上のレベルを示します。
  • 「LU-S」フィールド:Loudness Unit-Short Term。プログラム素材の最新 3 秒間の聴感上のレベルを示します。

今回のアップデートで追加されたTRUE PEAKとラウドネス値、ミックスやマスタリングにおいて役立つツールとなっているので、積極的に活用していきたいですね。標準プラグインがどんどんと進化していくことがほんとに嬉しく思います。

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