ギターピッキングでエッジの効いたサウンドから丸くマイルドな音までを自在に操る方法

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エレキギターのピッキングテクニックです。

ピッキングポイントをコントロール

音作りをコントロールするため最も簡単な方法は弾く場所を変えること。これだけでサウンドには大きな変化が生まれます。

ピッキングするときにブリッジ近辺に手のひらがあるとすると、自然とリアピックアップとフロントピックアップの中間辺りをピッキングすることになりますが、このピックが弦にあたるポジションを意識的に前後するだけで、音は大きく変化するのです。

いつもよりリアピックアップ付近をピッキングすることでエッジの効いた鋭いサウンドになりますし、ネックに近いフロントピックアップ付近をピッキングすると丸いマイルドな音になります。

エフェクターやEQで周波数構成を調整するよりも自然な音の変化が生まれ、且つ演奏にも表情が付くようになるのですよね。

ピッキングポイント以外にも音色はコントロール可能

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ピッキングポイント以外にも、例えばピックを変えること、いつもはプラスチック製のピックを使っていたらなら違う材質のものや、同じプラスチックでも厚みの違うもの、又は思い切って指で弾くなど、何で弾くかによって音は明るくブライトになったり、落ち着いたトーンになったりと様々な変化をします。音のアタックやダイナミクスについても材質などにより大きく異なります。

他には、ピックの持ち方を変えて弦に対する角度を変えること。順アングルや平行アングル、逆アングルというものや、

コードなど複数弦を弾くときに腕を振り下ろす角度(手首のスナップの軌跡)など、これらによってサウンドをコントロールすることができます。

ピッキングの場所や、ピック、そして弾き方が変わると何故音が変わるのか?

基本的には振動パターンの変化です。

ギターの場合、弦を振動させて音を出していて、その音のピッチというのは弦の長さ(フレットを押さえた場所からブリッジまでの長さ)と、弦の重さ、弦の張力で決まります。なので、どんな弾き方をしても押さえているフレットが変わらない限り音のピッチは同じです。

ピッチは同じでも、音色としてブライトになったり、マイルドになったりするのは音の振動パターンが変わるためです。

例えばエレキギターの5弦開放のA音。周波数は110Hzです。5弦開放を鳴らすと1秒間に110回の振動が起こります。
ギターの5弦開放は440Hzではなく110Hz

ですが、5弦開放の音は、110Hz以外の周波数も複合されて「A音」を構成しています。具体的には、220Hzや330Hz、440Hzなどギターの構造上、整数倍の倍音が含まれていて、これが弦の振動パターンとなります。所謂音色となるのはこの部分です。これらの複合的な周波数の組み合わせが音色となります。

そして、上に挙げたピッキングなどを変えることにより、この倍音のレベルや減衰のしかたなど様々な組み合わせによる振動パターンを作り上げることができるために、サウンドをコントロールできるようになるのですよね。

ギターは弦振動により音を生み出しています。音色をコントロールするというのは、振動をコントロールすること。これらを自在に操れるようになれば、表現は一段と向上することだと思っています。

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