イコライザー(EQ)のQ値と帯域幅の関係

EQ-Q値2

イコライザー(EQ)のQ値を計算してみました。

Q値とは

Q値とはEQの影響を受ける範囲のことです。Qを広くする(数値を小さくする)と緩やかなカーブを描き、Qを狭くすると(数値を大きくする)と鋭いカーブになるものです。

EQ-Q値3
例えば、局所的なピークを抑えたい場合は、Q値を大きくして鋭いカーブで帯域をカットしたり、

EQ-Q値4
高域を全体的に持ち上げたい場合はQ値を小さくして広い範囲でブーストしたりというもの。

Q値というものは無次元数であるため「Q値が○○だから○○くらいの範囲で効いてる」と言うのが直感的に分からないのですよね。

なので、実際にどれくらいのQ値でどれくらいの範囲に影響しているかという一覧表を作成してみました。

(DTMのプラグインでは、視覚的にQのかかり具合を確認できるEQも多くあるので、見た目で大方のイメージはつきますが。)

Q値と帯域幅の関係

EQ-Q値1

表の見かた

見たままですが、12音(1オクターブ)相当の周波数範囲に影響するQ値は1.4という見かたです。1音幅だと17.31です。

ちなみに1オクターブがどれくらいの周波数の幅を持つかと言うのは、音の高さとも関係します。例えばC2(65Hz)とC3(131Hz)の1オクターブでは66Hz分のバンド幅。C7(2093Hz)とC8(4186Hz)の1オクターブでは2093Hz分のバンド幅となります。

この辺りの関係は以下の表を参照下さい。
音と周波数一覧表

実際にはメーカーで様々

上のQ値とバンド幅の表はあくまでも一般的なものであり、実際のEQはメーカーごとに様々です。Q値は、基本的には中心周波数のピーク値の半分の値になるバンド幅、所謂「半値幅」の考えに基づきますが、同じQ値でも滑らかに反応するものや、エッジの立ったものまで様々です。メーカーごとにカーブの描き方が異なると思うのですよね。

プラグインでは、Qのカーブを視覚的に確認できるものも多くありますが、どれくらいの値でどの範囲なのかを頭で分かっていれば、音作りやミックスなどでも調整がやり易くなるかもしれません。

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