聴きたい音はきっと今でも聞こえてる

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音を受け取る能力

曲の詳細が分かる人とそうでない人

知らない曲を聴いたときに、その曲にはパートがどれくらいあってどんなアレンジになっているか?

例えば、センターにヴォーカルとドラム、ベースがいて、右チャンネルにはクランチのギターがあって、左チャンネルにはクリーンギターとシンセが鳴っていてそれらがどんなフレーズになっているかを捉えられる能力。

複数の音を聴ける人は瞬時にその曲の構成を捉えることができます。

その反対に特定の楽器しか聴けない人もいます。好きなギタリストがいるバンドだから、そのギターの音しか聴いていなく、ベースやドラムがどんなフレーズになっているかを全然聴けていないような状態。僕も大いに心当たりのあること。

ベースやドラムも当然のごとく耳に入っているのですが、聴けていないのですよね。

ミックス&マスタリングでも同様

自作曲をミックス&マスタリングしている時も同じで、作業途中の曲を聴いて、

「低域が飽和してる」「スネアとギターのアタックがぶつかっている」「ハットの超高域が出過ぎてる」「シンセの音が浮いている」など、エディットを必要とする箇所を瞬時に捉えられているか?

多くの場合は、低域が飽和してるとまず感じたら、意識がそればかりに向いてしまって他の要素が聴けなくなるのですよね。

キックとベースの帯域を調整して飽和感をなくして、そこではじめてスネアとギターのぶつかりに気づくのです。そしてどちらかのEQでピークをカットして、、というように作業を進めます。

まあ、例えひとつひとつでも音処理の方向性が分かっているものに関しては処理もやり易いのですが、

問題は、現状ではいまいち。でも何をどうしたらいいのか分からない状態。

耳にとどいた音を脳が認識するかどうか?

上に挙げた好きなギタリストのギターの音ばかり聴いていて、他の楽器を聴けていない状態。そんな時もベースやドラムの音だって耳には入ってきます。耳の奥の細胞を振動させて信号を伝達しようとしています。

でも聴けないのです。意識がそこにないから。

ミックスにしても同じで、基本的には意識がないものは聴けません。低域が飽和している感覚とはどういうものか?ピークが出過ぎて痛い音っていうのはどういうものか?など聴き方を知らないと聴けません。

耳で受けた音の信号を感知して、それを脳が受け取らないといけません。聴き方を知らない音っていうのはこの部分の伝達が上手くいき難いのですよね。

聴き方を知っているかどうか?

ギタリストは、レスポールとストラトの音の違いを聞き分けられて、
ピアニストは、アップライトとグランドの音の違いを聞き分けられます。

ギタリストはピアノの種類を見分けられないかもしれません。その逆も同様です。ギタリストとピアニストどちらが耳が良いかではなくて、聴き方を知っているかどうかだと思うのですよね。

仮に耳の中の振動を感知する部分、その能力が一定だとして、現状よりも多くの情報量を得るためには、

そこに意識を向けること。

ヒントは沢山転がっている

意識を向けるだけと言っても、言葉では簡単ですが実際のところはそうでもなかったりします。ただ、ヒントは沢山転がっています。

単に「ギターの音を聞き分けろ」って言われてもギターをやっていない人からすると難しいかもしれません。(分かる人も相当数いますが)

でも、「太い音はどっち?」「シャープな音はどっち?」と聞くと答えは導きやすくなります。どのようなポイントで音を聞いたら良いのか?その言葉のイメージはこのネット上にも沢山あります。

聴きたい音はきっと今でも聞こえてる

ある日突然に今まで聴けていなかった音が聴こえてきたっていう場合もありますが、基本的には沢山の情報を得るためには、耳から脳へ繋がる経路をもてるかどうか、それが大切になってくるのだと。

聴きたい音はきっと今でも聞こえているのですよ。あとはパイプに通すだけなのです。

最近、そんなことを強く感じました。

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